タナカ ミカが伝える移住と独立リモートでの働き方について

UIJターン移住を検討する人にとって1番の関心事はやはり仕事じゃないでしょうか?私がどんなふうに仕事をしてきたかを振り返ってみたいと思います。その土地で企業に就職する場合には会社選びが重要ですが、私の場合は起業なので、フリーランスや起業家の人の参考になったら嬉しいです。

2017年(移住直後)

2017年1月に青森移住して、3月に次女を出産、5月ぐらいから仕事に復帰しました。この1年間はほぼ東京でやっていた仕事の延長で、「オンライン英語講座」を全国の受講生に向けて提供したり、「リモート講師養成講座」というオンライン上で講師をする人を育てる講座をやったりしていました。SNSやWebで繋がった全国のお客さんに向けての仕事が中心。

同時に、「移住したからには地元に貢献しなきゃいけない気がする」と思って毎週末には市内で開催されるイベントに出かけたり、ICTを広める自主イベントをしたりもしていました。

でも結局、「移住したからには地元に貢献しなきゃいけない気がする」と勝手な義務感から行うことは何一つ上手く行かなかったし、やりたくないことに時間を割くことに疲れ、耐えられなくなり。無理に地元に貢献しようとするのを辞めました。

これ、Uターン移住者がよく陥る落とし穴だと思っているのですが、「移住したからには地元に貢献しなきゃいけない気がする」っていう思いは地元にとって本当に無意味です。「地元に貢献したい」って思うなら、思うようにやればいいと思う!だけど、単なる義務感なら辞めた方がいいです。何もいいことない。「自分が好きなことをやって、結果的に地元に貢献してた」ぐらいの温度感がちょうどいいと思います。

私はオンライン上での仕事や都会での仕事が本当に大好きだから、そっちに集中することにしました。

2018年、UMUにジョイン。都会の仕事が広がった!

六本木のグローバルベンチャーUMUにジョインすることになり、働き方もガラッと変わりました。基本東京にいるUMUチームのみんなと、青森にいる私。個人じゃなくチームで働くこと。B to Bの仕事の面白さ。リモートでできることとできないことの精査。UMUのご縁でパーソルラーニングさんでバーチャルファシリテーションの講師をさせてもらったり、「青森に暮らしながら東京の仕事ができたらなぁ・・・」って思っていたことが気づけば普通に叶っていて喜びいっぱいでした!

UMU以外にも、新しく声をかけてもらったプロジェクトがいくつかあり、全て東京をはじめとする関東圏メインのお仕事でした。

青森では、先輩移住者として講演をさせてもらったりとか、声をかけていただいたときにちょろちょろお仕事をしていました。

2019年〜現在、UMUを東京と青森と世界で。青森では県庁さんのお仕事など。オンライン上での仕事も増加!

青森に暮らしながら東京のUMUに参加しているので、基本は「リモートワーク」なわけですが。2019年はUMUのお仕事でたくさん出張しました!東京は何度も行ったし、青森県内では青森市・弘前市にも行ったし、福岡にも。海外もシンガポール・ワシントンDCなど。たくさん移動してお仕事をしました。

リモートワークを続けてきて、いかにそれが有効であるかを誰より体感しているつもりではありますが、同時に強く思います。「実際に会うときに交わすエネルギーに勝るものはない」です!だから、この数年何度も書いてきましたが、何でもかんでもオンラインにすればいいってわけじゃないのです。効果と効率とライフスタイルなどを照らし合わせた上で、最適な方を選ぶ必要があるのです。2019年は自分もたくさん移動して、実際にお客様に会うことを意識しました。2020年も引き続きそのスタイルで行こうと思っています。とは言え、月に3回以上出張するのは難しいので、やはり「基本リモート」のスタイルとスタンスは今後も変わりません。

他の土地に移住するフリーランスが仕事に困らない方法

いくつか、これはやっててよかったと思うポイントがあります。

①自分が今住んでいる土地で、実際に人に会って交流を深める:これは異業種交流会のような場でもいいし、コミュニティや友達の輪でも良いのですが、とにかくリアルに会っておくことは重要です。そして、インターネットの力でゆるく繋がり続けておくこと。私は、移住前に知り合った人たちから移住後に仕事を依頼されることが多々ありました。

②ネット上で発信を続ける:HP・ブログ・SNSなどで発信を続けておくことはとても重要です。発信はどこの誰が見てくれているかわかりません。全国のお客さんからお仕事依頼を受けるには、とにかく発信を。(2019年は全然発信してなかった私が言うと説得力に欠けますが、、移住前の2015-2016あたりは発信を続けてました!)

③今ある仕事を120%やりきる:移住云々に関わらず大事なのが、今ある仕事をクオリティ高くやりきることです。リピーターになってくれたり、誰かを紹介してくれたり、いい仕事をすれば必ずよきタイミングで自分にかえってきます。

都会の仕事と地方の仕事のバランス

私の場合は、都会の仕事が好きで仕方がないので都会の仕事と青森の仕事の割合は95:5 という感じです。でも青森の仕事もすごく面白いなぁって思っているので、いつか手を広げるかもしれません!今はとにかく都会の仕事に集中したい気持ち。

都会の「The 最先端」な仕事とは違う、青森の仕事の面白さ。まだ完全には言語化できませんが、仕事と生活がすごく近いんだよな〜

まとめ

東京から青森に移住してきて、約3年が経過しました。早い。早すぎる。3歳だった長女は6歳に。移住したときにはまだお腹にいた次女ももうすぐ3歳!働き方は相変わらず「基本リモート」ですが少しずつ仕事の内容もリモート度合いも変わってきました。

私と同じように「地方で暮らしながら都会の仕事をしている」人って、もっと劇的に増えると思ったのだけど意外と少ない印象。家のこととも両立しやすいこのワークスタイルが今はとても気に入っているので、今後この実践知も色々シェアしていければと思います。

(編集:タナカ ミカ)

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