代表インタビュー「子育てと社会の隔たりを、オンラインでつなげていく」


代表  タナカ ミカ

プロフィール

1988年生まれ。英語アレルギー克服アドバイザー、リモート講師養成講座主宰、オンラインママ大学主宰。長女を出産後も会社員として働き続けるも、激務のため退職。その後、仕事と子育ての両立のためオンライン英語講座を立ち上げる。そのノウハウを活かし、リモート講師(オンラインで講座を提供する講師)養成にも注力。2017年には、よりよい仕事と子育ての環境をもとめ実家のある青森県八戸市へ移住し、オンラインで仕事を継続している。

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子育てと社会の隔たりを、オンラインでつなげていく

 

オンライン講座と聞いて、どんな印象を持ちますか?

「ハードルが高そう」「むずかしそう」と思うかもしれません。

でもオンラインママ大学主宰者のタナカミカさんは「オンライン講座こそ、簡単に日常生活に取り入れられる」と断言します。

実は、ITにはめっぽう弱いというタナカさん。そんな彼女がオンラインママ大学を立ち上げた経緯をうかがいました。

 

「ママはママでしかいられない」に異議あり!

 

―なぜ講座にオンラインを活用しているのですか?

タナカさん(以下敬称略):会社を退職してフリーの英語講師になり、当初はカフェや貸し会議室で授業をしていました。でも、子どもの体調不良でスケジュール変更をお願いすることが何度かあったんです。そんなとき、「オンラインならできるかも」と、ふと思いました。さっそく取り入れてみると、子どもがいても自宅で講義を進められるうえ、移動時間やお茶代もかからずいいことずくめ。それ以来、オンラインを中心に英語講座を開講しています。

 

―子育てと両立しやすいのは大きなメリットですね

タナカ:会社員時代は本当に激務で、子どもが0歳なのに1日15時間勤務だったりベビーシッター代が月30万円を超えてしまったりと、心身共にボロボロでした。それなのに「子持ちはプロ意識が足りない」と面と向かって言われたことも……。ママになった途端、半人前扱いされるのが本当に悔しかったです。

 

「子どもとの時間を大切にしたい」と「自分のスキルを磨きたい」。この2つの気持ちの板挟みになっているママは全国にいるのではないでしょうか。

 

 

ママの「学びたい」「働きたい」を実現するオンラインママ大学

 

―なぜ、オンラインママ大学をつくろうと思ったのですか?

タナカ:かつての私がそうだったように、多くのママは閉塞感を抱えています。一方で「新しいことに挑戦したい」という気持ちも心のどこかでくすぶっている。でもそこで一歩生み出そうとしても、子どもの預け先が見つからない、塾の送り迎えなどで時間がないという壁に当たってしまい、結局なにもできずにあきらめてしまう……。

 

そんなママの意欲を削ぐのは、社会の損失です!

これからは子育てと向上心を両立できる場が必要だと考え、オンラインママ大学を立ち上げました。

さらに、教えるスキルがある人は講師として活躍することもできます。

 

―オンラインママ大学の特徴は?

タナカ:まずは多様性です。講師は子どものいない女性や男性もいますし、子育て関連以外の講座も用意しました。受講者も、産休・育休中の方や乳幼児がいる方から子育てが一段落した方まで、ママ・プレママであれば誰でも歓迎。自宅にいながら、家の周囲だけでは知り合えない人から学ぶことができます。

 

もうひとつは、講師がリアルタイムで授業をすることです。無料で情報が手に入る時代だからこそ、人同士でコミュニケーションをとることにこだわりました。

 

そして最大の特徴は、講師も受講生も子連れOKなこと!

そもそも、子育てと社会は切り離されたものではないはずです。昔は赤ちゃんをおんぶして農作業をしたり、店番をしている横で子どもが遊んでいるのは当たり前でした。そんな社会をオンライン上で実現していきます。

 

受講中に子どもが泣き出したら、自分側の音声をミュート(消音)して講義を聞くだけでもいい。

講師の子どもが画面に写り込んだら、ほほえましいと思ってほしい。

 

大人だけの講義のように、なにもかもシステマチックに進まないかもしれません。

でもそんなハプニングも「おたがいさま」の気持ちで受け入れながら学びたい人、教えたい人に集まってほしいと考えています。

 

 

―最後にメッセージをお願いします

タナカ:オンラインは全然むずかしくありません! 今まで100人以上にオンライン講座を行ってきましたが、誰もが口をそろえて「意外と簡単だった」と言っています。

オンラインの最大のメリットは、日常生活にスムーズに取り入れられること。身支度や移動の時間を気にせず、自宅にいながらあらゆる知見に触れることができます。すっぴんやジャージ姿での受講も大丈夫ですよ。

 

オンラインママ大学は、子どもの預け先や周囲の目を気にせずに学べる場です。

ぜひ、オンラインで会いましょう!

 

 

まとめ

実はこの取材、ZOOM(オンラインママ大学で使用するビデオ電話ツール)を使って青森-ドイツ間で行いました。タナカさんは2ヶ月の赤ちゃんを抱っこしていましたよ。大人2人で真面目な会話をしつつ、動画をオフにして授乳したり、3歳のお姉ちゃんが後ろを横切ったりと、終始なごやか。まさに、オンラインママ大学の雰囲気そのものです。筆者が海外にいながら孤独感を覚えないのも、オンラインで日本とつながっているから。ぜひ一度、オンラインで学ぶ体験をしてみてください。世界が広がりますよ!

取材/文 平田志帆


Categories: 思い

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